金価格は今後どうなる? 相場を動かす要因と売りどきの考え方
「そろそろ売ったほうがいいのか、もう少し待つべきか」。買取カウンターでいちばん多くいただくご相談です。金の値段がこの先どうなるかを言い当てられる人はいませんが、値段が何によって動いているかは整理できます。この記事では、相場を左右する要因と、手元のお品物をいつ手放すかを決めるための考え方をご案内します。
そもそも金の値段は誰が決めているのか
金の価格は、どこかの会社が決めているものではありません。ロンドンやニューヨークをはじめとする世界の市場で、その日その時間に売りたい人と買いたい人の量によって決まっていきます。日本国内で目にする「円建ての金価格」は、その世界の価格(ドル建て)を、その日の為替レートで円に置き換えたものです。
ここがとても大事なところで、円建ての金価格は「世界の金の値段」と「円相場」の掛け算で動きます。世界の金の値段が横ばいでも、円安が進めば日本国内の金価格は上がります。逆に、世界で金が買われていても、円高が進めば国内価格の上昇は打ち消されます。ニュースで「金が最高値」と聞いたとき、それがドル建ての話なのか円建ての話なのかを分けて考えると、値動きがずいぶん読みやすくなります。
相場を動かす3つの要因
1. 為替(円安・円高)
国内価格にいちばん直接に効いてくるのが為替です。日本にお住まいで、日本円で買取代金を受け取る方にとっては、世界の金価格より為替のほうが体感に近いといえます。円安の局面では、世界の金価格が動いていなくても国内の買取価格が上がっていきます。
2. 金利と金融政策
金は、持っていても利息が生まれない資産です。そのため、預金や債券の金利が高い時期には「利息のつくものに置いておこう」と考える人が増え、金は買われにくくなります。反対に、金利が下がる見通しが強まると、金の魅力は相対的に高まります。各国の中央銀行が利上げ・利下げのどちらに向かうかは、金の値動きを考えるうえで欠かせない材料です。
3. 世界情勢と各国の金準備
紛争や金融不安など、先行きが読みにくくなると「形のある資産を持っておきたい」という動きが強まり、金が買われやすくなります。近年は各国の中央銀行が外貨準備として金を買い増す動きも続いており、これは短期の売買と違って一度に手放されにくい、下支えとして働く買いです。
これまでの値動きから見えること
長い目で見ると、金価格は上がり続けてきたわけではなく、何年も横ばいが続いた時期も、大きく下げた時期もあります。ただし通貨の価値が下がる局面では、金は繰り返し「価値の避難先」として選ばれてきました。金は掘り尽くせば増えないという性質を持ち、この点が紙のお金との決定的な違いです。
実際の推移は、金・貴金属買取ページの相場チャートで、直近の動きと数年単位の動きを並べてご覧いただけます。数字を眺めるより、線の傾きを見るほうが「今がどのあたりか」はつかみやすいものです。
今後の見通しをどう考えるか
私たちは相場の予想屋ではありませんので、「いつ、いくらになる」とは申し上げません。そのうえで、今の金には次のような材料が重なっているとみています。
- 各国の中央銀行による金の買い増しが続いていること
- 世界のあちこちで地政学的な不安が解消していないこと
- 為替が円安方向に振れると、国内価格がそのぶん押し上げられること
- 一方で、金利が高止まりする局面では上値が重くなりやすいこと
上がる材料と重くなる材料の両方があるというのが正直なところです。大切なのは高値を当てにいくことではなく、ご自身が納得できる価格で手放せるかどうかだと考えています。
売りどきを決める4つの目安
使う予定のないものは、相場が高い局面で手放す
切れたネックレス、片方だけのピアス、デザインが古くて着けないリング。この先も使わないと決まっているお品物は、値段が付きやすい時期に整理してしまうほうが、迷い続ける時間の分だけ得をします。
まとめて査定に出す
金は重さで金額が決まるため、少量ずつ分けて出すより、一度にまとめて見せていただくほうが総額が分かりやすく、ご納得もいただきやすくなります。
刻印だけで判断しない
「K18GP」「K18GF」などはメッキや金張りを表す刻印で、地金としての価値は大きく変わります。ご自身で判断せず、まずは無料査定でお確かめください。
複数の店で聞いてから決める
買取価格は店によって計算方法が異なります。査定料もキャンセル料もかからないお店であれば、聞くだけ聞いて持ち帰っても損はありません。当店の査定も、もちろん無料です。
よくあるご質問
相場が下がっているときは売らないほうがいいですか?
使う予定がなく、ご事情が急がないのであれば、無理に今と決める必要はありません。ただ、相場は数年単位で行き来するものです。「いつか高くなったら」と置いたまま忘れてしまうより、今の金額を知ったうえで判断されることをおすすめします。
壊れているものや、金かどうか分からないものでも大丈夫ですか?
問題ありません。ちぎれたチェーン、変形したリング、金歯なども査定いたします。刻印が読み取れないお品物は、専用の機器で成分を確かめたうえでご説明します。
まずは今の金額を知ることから
値動きの先を読むのは、専門家でも難しいことです。それよりも、お手元のお品物が今いくらになるのかを一度はっきりさせておくほうが、判断はずっと楽になります。査定料・出張料・キャンセル料はすべて無料です。岡山・倉敷の直営店で、あるいはご自宅への出張で、ゆっくりご説明いたします。
※ 本記事は買取の参考としてまとめた一般的な情報であり、投資の助言や将来の価格を保証するものではありません。相場は日々変動します。実際の買取価格は、査定当日の相場・品位・重量・状態によって決まります。


